ED-MAXとは低出力体外衝撃波を使用した
新しいED治療方法のことです
EDの原因には、国際的に決められた分類方法があります。
基本となるのは、国際性機能学会(ISSM)が1999年に定めた、勃起不全になる3つの原因です。ここに、最近になって分かってきた、薬の作用による勃起不全を加えた計4タイプが、勃起不全の原因と呼ばれています。
中高年からの ED に多いものが、「器質性 ED」です。器質性 ED とは、神経の障害や、血管の動脈硬化の進行などが原因となって起きてしまう ED のこと。病気がなくても、30歳を過ぎると加齢と共に血管は老化してくるため、弾力性が徐々に低下して(動脈硬化)ED の症状を自覚してくる方が出てきます。
動脈硬化になると血管が十分に拡がらず、血の巡りが悪くなり、陰茎海綿体にも十分な血液が流れ込まなくなります。
生活習慣病も血管に負担をかけますから、それが原因で動脈硬化が進行してしまうことも考えられます。他にも、喫煙や過度の飲酒も同様の危険性が!最近 ED 気味かも・・・と思ったら、まずは見直すことのできる生活習慣から変えていきましょう。
また、正常に勃起をするためには神経が重要です。神経には脳を含む中枢神経と、脳と末梢をつなぐ脊髄神経と、身体全体につながる末梢神経があり、「刺激を脳へ」→「脳から勃起命令」→「命令が神経を伝わる」→「血液が男性器へ」という流れがあります。しかし脊髄を損傷するような大怪我をしたり、血液がうまく流れなかったり、手術で神経に後遺症を負ったりすると、「脳→神経→血管」の流れを途中で止めてしまい、勃起に必要なものが足りなくなってEDを発症します。
神経系の異常としては、糖尿病性神経症やパーキンソン病などの内的要因と、脳出血や不慮の事故による脊髄の損傷、前立腺肥大や前立腺がんの一部の手術のように外部からの神経を傷つけるような外傷が原因となることもあります。
ED といったら、「中高年に多い症状」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、20代、30代でも中折れや勃起障害に悩んでいる方が多く、そんな方に多いのが、「心因性 ED」です。
ストレスや精神的な負担・焦りが原因でEDを発症してしまうもので、EDの原因とされる種類の中で最も多いものです。身体には不調がないのにいざという時に勃起しなかったり、頻繁に中折れしたり、というのは、ストレスや、トラウマなどの精神的なことが引き金となってしまっているのです。
例をあげると「仕事のストレス」「過去の性行為のトラウマ」「幼少期のトラウマ」「夫婦間の問題」「子作りの為のプレッシャー」「経済的ストレス」「過度の緊張」「性病に対しての恐怖や過去の経験」「避妊の失敗」「強いマザーコンプレックス」等があり、身体的には異常が無いのに発症するEDです。
このようなストレスやプレッシャーがあると、性的な興奮が神経を通してスムーズに陰茎に伝わりにくくなり、自分の意思とは裏腹に勃起できなくなってしまい、ED を引き起こします。
性行為自体の経験が浅い10代後半~20台前半の若い男性が緊張からなる場合や、仕事で忙しくまた子作り世代でもある30代~40代の男性に多いパターンです。 また、最近増えているうつ病による ED です。「性欲が出ない」、「性行為が面倒」なども、この心因性 ED に分類されます。
ある疾患で内服している治療薬が原因で引き起こされる ED が「薬剤性 ED」です。 つまり薬の副作用が原因で起きてしまう ED のこと。
EDを引き起こす薬剤としては、降圧剤、抗うつ剤、向精神薬、睡眠剤、ホルモン剤などがあります。 年齢的にまだ若い世代で尚且つ抗うつ薬・向精神薬・睡眠薬を服用している方や、年齢に関わらず高血圧の人に処方される降圧剤を服用している人などでは薬剤性 ED の可能性があるといえるかもしれません。使用していた薬剤を変更しただけで ED が改善に向かう人もいます。
具体的には、どのような薬が薬剤性 ED になりやすいのか?これについては日本性機能学会が監修を務める【ED 診療ガイドライン】に「ED を引き起こす可能性のある薬剤」として掲載されています。
混合性EDは、動脈硬化が進行していたり、生活習慣病であったりする人が、さらになんらかの精神的なストレスを受けて勃起不全を発症します。
実際には、『ED の原因はこれだ』と特定することは難しく、上記のような様々な原因が複合して起こることが多くあります。加齢による動脈硬化と降圧剤の副作用、仕事での疲れやストレスなどが複合して絡んでいることが多く見受けられます。
50代、60代以降になると、多くの人が心と体の両方に何らかの問題を抱えています。比較的年配の方は、混合型のEDを発症している率が高いと考えられます