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ED治療方法 ～内服・注射・ホルモン治療編～

ED治療薬

ほとんどの方で大きな効果があり、現代のED治療として最もポピュラーなのがバイアグラなどのED治療薬です。ED治療を受ける人の約７～８割はこれらの服用で治ります。その有効率は80％以上と高く、また大きな副作用がないなど、その安全性から治療の第一選択となっています。 特に心因性のEDや加齢によるED治療にはこれが使用されることが多い様です。

ED治療薬は、服用するだけで勃起を助けてくれるものです。ただし、「飲めば勃つ」わけじゃなく、あくまでも「サポート」するものであって、性的刺激を受けなければ勃起はしません。
ED治療薬の中でも、バイアグラとレビトラ、シアリスの3種類がクリニックで処方してもらえる治療薬です。他には、似せた成分の外国産製品もあるのですが、あくまでも「偽造品」「模造品」であって、その効果は保証できません。

ＩＣＩ治療

ICI治療とは、１９８０年フランスのヴィラグという人がはじめて試み、10年ほど前から80数カ国において実施されている注射によるED治療法です。 ドクターによって調合されたプロスタグランジン E1 製剤を、直接陰茎海綿体に注入し、強制的に勃起させる方法。今や最も効果的で即効性がある治療法だといわれていて、日本国内でもICI治療を導入するクリニックが増加しつつあります。

内服のED治療薬は、性的刺激を受けないと勃起が起こらないのに対して、ICI は、性的刺激を受けなくても勃起が起こるという点で、大きく異なります。ただし、陰部に直接注射する方法であるため、恐怖感を抱いてしまう方が多いようです。また、初回はドクターが注射をしてくれますが、2 回目からは自己注射です。

バイアグラなどのED治療薬で効果がなかった方、狭心症や心筋梗塞の治療に用いられるニトログリセリン製剤や、不整脈の治療薬であるアミオダロン、アンカロンを服用中の方、肝臓に重度の障害がある方、または心臓疾患などや外科的手術などによって、陰茎につながる神経が傷ついていたり、切断している場合などのED治療薬が使用できない方などにも有効で、ED治療の最後の砦となっています

男性ホルモンを利用したED治療

アメリカでは勃起作用に不可欠な男性ホルモンによる治療が盛んに行われています。 具体的な治療法は、男性ホルモンの軟膏を塗ったものを内股に貼り付けるものです。 効果は大きいようですが、前立腺肥大や前立腺がんの進行といったリスクもあるようです。