ED-MAXとは低出力体外衝撃波を使用した
新しいED治療方法のことです
ICI療法とは、陰茎海綿体注射療法(Intra Cavernous Injection)ともいい、陰茎に薬剤を直接注射することにより勃起を促すED治療法です。注入する薬剤は、プロスタグランジンという血管拡張剤として病院などで使用されているホルモン物質で、副作用がほとんどないため、持病があってバイアグラやレビトラ、シアリスなどのED治療薬が服用できない方でも治療を受けることができます。
内服するED治療薬との違いは、ED治療薬は服用後に性的刺激を受けることで勃起が起こるのに対し、ICI療法は性的刺激がなくても勃起が起こる点です。陰茎に直接注射をするので抵抗感や恐怖感を抱く男性も多いですが、注射の針は0.3mmの髪の毛くらいの極細針を使用するため、痛みはあまりありません。初回は医師に注射をしてもらい、2回目からは自身での注射となりますが、ペンタイプの注射器なので簡単に注射することができます。個人差はありますが、一般的に注射後5分~10分ほどで勃起が始まり、30分くらいで最大に勃起し、およそ90分~180分持続します。
ICI療法のメリットは、即効性と効果の高さ、身体への負担の少なさです。陰茎の海綿体に直接注射するため即効性が高く、内服薬とは異なり海綿体のみに成分がとどまり全身の血液中に拡散されないので、心臓やほかの臓器に負担をかけることなく勃起をすることができます。そのため、持病がありED治療薬を服薬できない人でも治療を受けることができます。さらにICI療法を受けた約98%の方が効果を実感しており、その効果の高さも期待が持てます。一番のデメリットは、治療費の高さです。
ED治療薬が1500円~2500円ほどであるのに対し、ICI療法は注射が1本おおよそ10000円と割高です。自費治療のためクリニックにもよりますが、性行為のたびに注射をしなくてはいけないため、経済的負担は大きいかもしれません。さらに、ICI療法は副作用が少ないのも特徴ですが、人によっては稀に顔のほてりやめまい、不整脈、陰茎部に痛みがでるなどの症状が起こることもあります。また薬剤の効果が強すぎて勃起がおさまらない場合もあり、勃起状態が4時間以上続くようだったら専門医に診てもらう必要があります。最近では、年齢制限がなかったり、治療を受けられる条件が少なくなったりとICI療法が身近な存在になってきています。自身の状態に合わせて専門の医師が薬剤を調合してくれるクリニックなどもあるので、気になったら一度病院に行って診てもらうとよいでしょう。